遊んでいる時間にも成長がある。こどもの森の「見守る保育」を親目線で考える

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株式会社こどもの森の保育について調べる中で、親として興味を持ったのが、子どもが自分で考えて動くことを大切にする姿勢です。保育園で何を教えてもらえるかは気になります。でも、子どもが毎日長い時間を過ごす場所なら、遊び方を自分で選べるか、困ったときに助けてもらえるかも、同じくらい大切だと思います。

小さな子どもの遊びは、大人から見ると同じことの繰り返しに見えることがあります。積み木を並べては崩し、気に入った絵本を何度も開く。それでも本人にとっては、手を動かすたびに新しい発見があるのかもしれません。こどもの森グループが掲げる見守る保育は、そんな子ども自身の興味やペースに目を向ける考え方です。

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自分で遊びを選べる時間

園での一日には、みんなで取り組む活動もあれば、一人ひとりが好きな遊びに向かう時間もあります。こどもの森グループでは、子どもが自発的に活動できるよう、さまざまな遊びのコーナーを設けています。自分で選び、決め、遊び込む経験を大切にしているそうです。

親として、この方針にひかれるのは、子どもの「やってみたい」が一日の中で生かされるからです。今日は絵本を読みたい、昨日の続きを作りたい、友達の遊びを近くで見ていたい。子どもの関心は日によっても変わります。決められた活動だけで一日が進むのではなく、自分の気持ちを確かめながら過ごせる時間があると、園へ行く楽しみも増えそうです。

遊びを選ぶことは、好きなものを見つけることにもつながります。大人に勧められる前に手を伸ばしたものには、その子らしい興味が表れるはずです。見学の際には、どんなコーナーがあり、子どもたちがどのように使っているのかを見てみたいと思います。

見守ることは、何もしないことではない

見守る保育と聞くと、保育者はどこまで子どもを手伝うのだろう、と気になる人もいるかもしれません。こどもの森グループが示しているのは、子どもの違いを認めて寄り添い、自分で考えて行動できるよう必要なときに援助するという考え方です。

たとえば、靴を履こうとしている子どもが、うまく足を入れられずにいる場面を想像します。すぐに大人が履かせれば出発は早くなります。一方で、少し待ってみると、子どもが靴の向きを変え、自分なりにもう一度試すかもしれません。困って助けを求めたときには、履き口を広げるなど、次の一歩につながる手伝いもできます。

もちろん、いつも待つことが正解とは限りません。疲れている日もあれば、急いでいる場面もあります。そのときの様子を見て関わり方を変えるには、一人ひとりをよく知ることが必要です。親としては、園が子どもの挑戦をどう支えているか、日常の具体的な話を聞いてみたくなります。

思いどおりにならない経験にも意味がある

好きな遊びを選べる環境でも、いつでも希望どおりに遊べるわけではありません。使いたい場所がいっぱいだったり、友達が同じおもちゃに興味を持ったりすることもあります。家庭なら親が別のおもちゃを出して、その場を収めることがあるでしょう。園では、ほかの子どもと過ごすからこそのやり取りが生まれます。

こどもの森グループは、遊びのコーナーに受け入れ人数を設け、入りたい場所にすぐ入れない経験も大切にしています。子どもにとっては、がっかりする瞬間かもしれません。それでも、自分の気持ちを伝えたり、友達の気持ちを知ったり、別の遊びを選んだりする機会になります。

まだ言葉でうまく説明できない子には、保育者の助けが必要です。気持ちを受け止めてもらいながら少しずつ人との関わり方を覚えていけるなら、集団で過ごす時間にも価値があると思います。うまく譲れたかという結果だけでなく、子どもがその場で何を感じ、どう関わろうとしたかを大切にしたいです。

成長は、目に見える成果ばかりではない

親になると、できるようになったことを見つけるのはうれしいものです。昨日まで難しかったことができたり、新しい言葉を話したりすると、成長を実感します。一方で、友達の話を最後まで聞こうとすることや、失敗してももう一度試すことは、写真や作品だけでは分かりにくいかもしれません。

こどもの森グループは、探究心や思考力、粘り強さ、気持ちを調整する力などを、日々の生活や遊びの中で育むことを重視しています。特別な活動の成果として見せるというより、毎日の小さな場面を通して育っていく力として捉えている点が印象的です。

たとえば、思った形にならなかった積み木を作り直すことも、友達に自分の考えを伝えようとすることも、その子にとっては挑戦です。親としては、できたことだけを数えるより、何に夢中になり、どんな場面で工夫していたのかを知りたいと思います。

見学では、子どもと大人のやり取りを見たい

保育方針を読むと、園が大切にしていることが分かります。実際の園を見学するときは、その考え方が日常にどう表れているかを確かめたいです。子どもたちが自分から遊びに向かっているか。迷っている子に、保育者がどんなふうに声をかけているか。遊びが終わるときには、子どもの気持ちをどう受け止めているか。そうした場面に目を向けると、一日の過ごし方を具体的に想像できます。

自分の子どもが入園したら、どんな遊びを見つけるだろう。友達と意見が違ったとき、どんな助けがあれば安心できるだろう。こどもの森の見守る保育を知って、園選びで考えたいことが増えました。子どもが夢中になる時間と、困ったときに寄り添ってくれる大人の存在。その両方を、親の目で確かめて選びたいと思います。

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